ようちえんじにもわかるうらない その3
①はじまり
②おほしさま
③どうぶつ←❀
④おうさま
⑤いまのうらない
③どうぶつ
どうぶつさんは なにをしっているの?
むかしむかし。ひとは、おほしさまだけではなく、どうぶつたちのようすもみていました。
あるひ。とりたちが、いつもとちがうほうこうへとんでいきました。するとそのあとで、おおきなあらしがやってきました。
またあるひ。かえるたちが、いつもよりたくさんないています。するとそのつぎのひに、あめがふりました。
ひとびとはびっくりしました。
「あれ? どうぶつさんたちは、なにかしっているのかな?」
そこで、どうぶつたちのようすをよくみるようになりました。
とりがどちらへとぶか。しかがどこへいくか。へびがあらわれたか。からすがどこでなくか。
「これはしぜんからのおしらせかもしれない!」とかんがえたのです。
だから、どうぶつをみることは、しぜんのおはなしをきくことだとかんがえたのです。
やがて、「このとりがみえたらよいことがありそう」「このどうぶつがあらわれたらきをつけよう」といううらないもできました。
いまでも「つばめがひくくとぶとあめ」というおはなしをきくことがあるよね。じつは、こういうかんがえも、とてもむかしからつづいているんだよ。
◎チャッピーせんせいのひとこと
どうぶつさんたちは、みらいをみていたわけではありません。でも、かぜやおてんきやじめんのようすに、ひとよりはやくきづくことがあるんだ。
むかしのひとは、「どうぶつさんはしぜんのせんせいだ!」とかんがえていたんだね。
●おとなのひとへ
このお話のもとになっているのは、古代世界に広く見られた「鳥占(ちょうせん)」や動物の行動観察です。古代ローマでは、鳥の飛び方や鳴き声をもとに大切な決定を下すことがありました。農耕社会では動物の行動から天候を読む経験則も積み重ねられていました。
この時代の占いは「動物の様子を観察する → 自然の変化を知る → 未来を予測する」という流れが中心でした。
